苔寺は絶対梅雨の時期に行く!って決めてた
拝観には事前申込が必要なので、例年の梅雨入りの日付を調べ…
ここなら絶対!梅雨って日を選んで申込
準備万端。いよいよ当日!・・・晴れてる
しかも当日のみならず、梅雨なのに晴れ続き。。
こんなに晴れて残念なことも珍しい
苔寺の拝観には、決められた順番があります
ハガキには午後13:00に来るように書かれてた
今は閉ざされてる総門の横を、西芳寺川沿いに歩き、
衆妙門前の扉へ。ここで、ハガキがチェックされる。
お寺の外にいる方が恨めしそうに見る中、扉をくぐる
(参拝に申込がいると知らないで来る人も、多いのかもしれません)

衆妙門
門をくぐると、左手に本堂。本堂奥の受付で拝観料を払う
拝観料は1人3,000円・・・ちょっと特別な感じ
ここで 写経用紙、仮名付き般若心経、庭園の案内図をいただき、本堂へ進む

本堂。中には机がぎっしり。ここで写経を
到着順に写経を始めるしくみ。もうかなりの人が来てた。
見よう見まねで、さっそく始める。机の下には硯と筆
何十年ぶり?のお習字。みなさん、真剣。
しばらくすると、お経が始まる。
仮名付き般若心経を見ながら、一緒に唱える。
規則正しい木魚のリズムに合わせ、なんだか歌を歌ってる感じ?
写経も般若心経も、初めての体験でした
さて、お経が終わったところで、写経を書き終えた人から、お庭へ
写経には最後に「願い事」を書くところがあるので、考えていかれるといいかも
般若心経約270文字。写経に小1時間かかった ふぅ
その間、狭いところで正座なので、足がしびれて立てない!
(足はくずしてOKです。が、狭いので、やっぱりしびれる)
いよいよお庭へ
西芳寺のお庭は夢窓疎石(むそうそせき)の作で
上段の「枯山水式」と下段の「池泉廻遊式」庭園にわかれる
下段から上段を廻るルートが決められていて、約20分間の散策

下段の庭、中央にある心字池。「心」の字にみたて、池が作られている
心字池の外側に沿って歩く。晴れ続きと言っても、苔はさすがに見事!
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茶室 湘南亭。
千利休の息男 千少庵による建立
幕末には岩倉具視が隠れ住んだという |

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心字池を一周したあたりにある「向上関」
この先は登りで、ここからが上段の庭
かつてはここから先、違うお寺だったそうです
荒廃した二つのお寺をひとつにして、
今の西芳寺になった
と、お寺の方が教えてくれました |
上段には日本最古の枯山水。
激流を登りきった鯉が龍と化す。
そんな中国の伝承を表した「龍門瀑(りゅうもんばく)」と呼ばれる石組みの枯滝がある
「龍門瀑」といえば、天龍寺のお庭にも。こちらも夢窓疎石作。見比べてみるのもいいかも
これにて西芳寺の拝観は終了。約90分。
写経したり、お経を唱えたり。
普段できない体験も貴重だったけど、個人的にはもう少しお庭やお寺のお話を聞きたかったなぁ
そしてやっぱり、雨降る苔寺。またいつか。。
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